マスカット用語集

リッチクライアント/Ajax 全般

リッチクライアント
企業情報システムにおいて、豊か(リッチ)な表現力や操作性を持つクライアントアプリケーションの実行環境、もしくはクライアントアプリケーションそのものを指す用語。 従来のクライアント/サーバ型アプリケーション(ファットクライアント) の利点である表現力や操作性と、Web アプリケーション(シンクライアント)の利点である配布容易性を併せ持つことから、リッチインターネットアプリケーション (RIA) とも呼ばれる。
Ajax
Asynchronous JavaScript + XML の略。JavaScriptを利用して Webブラウザ上でリッチクライアントを実現する技術の総称。Webブラウザのページ遷移とは非同期に JavaScript プログラムがサーバーと通信を行い、ページ内の更新が必要な個所のみを動的に書き換えることで、応答性や視覚的な操作性を高める効果がある。標準的な Web ブラウザがあれば実行可能であり、プラグインや実行環境を事前にインストールしておく必要がないため、クライアントアプリケーションの配布や更新が容易であることも Ajax の利点である。
Rialto
オープンソースの Ajax ツールキットの一つ。Rialto という名称は "Rich Internet Application Toolkit" の頭文字を取ったもの。 http://rialto.improve-technologies.com/wiki/

マスカットフレームワーク

アプリケーション関連

コンテナ HTML
マスカットアプリケーションを実行するために必要な HTML DOM ツリーや JavaScript のメモリ空間を確保する役割を持つ HTML 文書。script タグでフレームワーク (maskat.js) のパスを指定し、div タグで GUI の描画領域を確保する。
画面遷移定義 XML
アプリケーションの開始時やイベント処理の終了時に実行される遷移処理を記述する XML 文書。アプリケーションが初期表示するレイアウトもこの XML で指定する。

レイアウト関連

レイアウト定義 XML
マスカットにおける画面の描画単位である「レイアウト」を定義するための XML 文書。画面に配置する GUI オブジェクトのコンポジット構造を XML タグの親子関係に対応付けて記述する。
GUI オブジェクト
レイアウト上に配置された画面の構成要素。マスカットアプリケーションではこの GUI オブジェクトに対してイベント処理を定義したり、データの取得や設定を行う。
コンポーネント
独立した形状や振る舞いを持ち、レイアウトやコンテナの内部に直接配置可能な GUI オブジェクト。
コンテナ
他のコンポーネントを内部に包含できるコンポーネント。

イベント関連

イベント
GUI オブジェクトで発生するイベント(例: ボタンをクリックする)。
イベント定義 XML
イベントに対するハンドラ処理を記述する XML 文書。イベント処理方式には大きく分けて、ブラウザ内で処理する「ローカルイベント」と、Web サーバとの HTTP 通信によってサーバ側に処理を依頼する「リモートイベント」の 2 種類がある。
リモートイベント
イベントの発生時に HTTP 通信を行ってサーバ側でイベントを処理する方式。
ローカルイベント
イベントの発生時に Web ブラウザ内部の JavaScript のみでイベントを処理する方式。ローカルイベントではサーバとの通信は発生しない。
要求メッセージ
リモートイベントにおいて、クライアントからサーバに送信される HTTP 要求の内容。
応答メッセージ
リモートイベントにおいて、クライアントがサーバから受信する HTTP 応答の内容。
ユーザ定義の JavaScript ファイル
マスカットフレームワークのイベント処理を拡張する目的で、アプリケーション開発者が作成した JavaScript ファイル。
ローカルコールバック関数
マスカットフレームワークのイベント処理の各段階で呼び出し (コールバック) される JavaScript 関数。呼び出すタイミングや関数名はイベント定義 XML で指定し、関数本体は独立した JavaScript ファイルに記述する。コールバックできるタイミングは以下のとおり。
  • イベント処理の開始時(start)
  • イベント処理の終了時(finish)
  • HTTP 要求の送信前(before)
  • HTTP 応答の受信後(after)
  • HTTP 要求のタイムアウト発生時(onTimeoutError)